足がつって痛い。。。

「足がつる」のは、筋肉の伸縮バランスが崩れてしまい、筋肉がけいれんしていることにより、「こむら返り」ともいわれます。
運動しているときにおこることもあれば、夜寝ている時に痛みで目が覚めることもあります。


原因
一般的には、急に体を動かしたときに起こりやすい症状ですが、体の中のイオンバランスの問題(電解質異常)、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が原因で起きることがあります。
そのため、頻回に「足がつる」かたは、適度な運動、こまめな水分補給、栄養バランスに気をつけることが予防につながります。
その一方で、腎臓病などがあり、体のイオンバランスが原因となっていることもあるので、血液検査も勧めております。

治療
色々と気をつけていても、起こってしまったらしんどいのが「足をつる」という症状です。
「芍薬甘草湯」という漢方薬がよく効くかたもおります。
芍薬と甘草の組み合わせが筋肉のけいれんを抑制してくれます。
足がつりそうといった前兆の段階で内服することで、足がつらずにすむこともあります。
お困りであれば、とりあえず試してみることもできるので、ご相談ください。
ちなみに、「芍薬甘草湯」は横隔膜のけいれんによるしゃっくり(吃逆)にも有効なことが多いです。