尿の色

だいぶ暑くなり、熱中症への注意が必要になっております。

尿の色が参考になるので、簡単な目安を示せればと思います。

まず、尿の濃さは、体内の水分量を一定に保つために尿を作る腎臓が尿の濃度を調節していることがほとんどです。
つまり、脱水症では、体内の水分を保つために、尿として排出される水分が減り、尿の濃度が濃くなり、尿の色も濃くなります。
厚生労働省に尿の色での水分摂取の目安がありましたので、参考にしてください。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2015/sakuhin5/images/n006_1.pdf


一方で、白濁尿は感染(膀胱炎や尿路感染症)を示唆する所見です。
また、血尿は、感染を示すこともありますが、結石やがんなどが原因のこともあります。
これらの所見が見られた際はご相談ください。