HPVワクチン(シルガード9価)が公費にて接種可能となりました

HPVワクチン(シルガード9価)とは

日本では、25~40歳の女性のがん による死亡の第2位は、子宮頸がんによるものです。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスです。
HPVには種類があり、16,18型をはじめとした15個程度の型が、がんを引き起こしやすい型とされています。

これまで公費で接種可能であったガーダシル(4価ワクチン)はHPV6、11、16、18型に対応し、子宮頸がんの原因の70%程度のHPVの予防効果がありました。
今回、公費適応となったシルガード(9価ワクチン)はHPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型に対応し、子宮頸がんの原因の80~90%を占めるHPVの感染を予防することができます。
当院では、 有効性の高さからシルガード(9価ワクチン)のみを扱っております

公費対象

接種日時点で川崎市に住民登録がある以下の女性

● 1回目接種時点で15歳未満(小学校6年生の年度から15歳の誕生日の前日まで)
 接種回数:2回
 推奨される接種間隔:6か月間
(公費の接種に最低限必要な間隔は、5か月間[*1]空ける必要があります。)

● 1回目接種時点で15歳以上(1997年4月2日生まれまでが公費対象、キャッチアップ接種も含まれます)
 接種回数:3回
 推奨される接種間隔:1回目から数えて、2回目が2か月目、3回目が6か月目
(公費の接種に最低限必要な間隔は、1回目と2回目の間に1か月間[*2]、2回目と3回目の間に3か月間[*3]空ける必要があります。)




注意事項

・予診票は当院にて準備しております。
・川崎市に住民登録があることが分かる本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)をご持参ください。
・接種後は、副反応確認のため、院内に30分待機していただきます。
・当院では、ワクチン取り寄せのため3営業日以上前の予約をお願いしております。院内に在庫があれば当日対応が可能な場合もありますので、お気軽に電話にてお問い合わせください。
・16歳未満の方は、接種の実施にあたって、保護者の同伴が必要です。
・公費対象外の方でも、自費にて接種可能です。

詳しくは、厚生労働省のページ
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について
を御覧ください。