高津駅前はら内科ハートクリニック 院長 原弘典

HPVワクチン(シルガード9価)のキャッチアップ接種 -2025年3月まで 予防接種

HPVワクチン(シルガード9価)のキャッチアップ接種 -2025年3月まで

⼩学校6年⽣〜⾼校1年⽣を対象に、公費によるHPVワクチンの無料接種(定期接種)が実施されています。対象年齢をすぎてしまっていても接種できるように、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性は2025年…
60歳以上を対象とするRSウイルスワクチン 予防接種

60歳以上を対象とするRSウイルスワクチン

RSウイルスは、主に冬に流行する呼吸器感染症の原因ウイルスです。多くの人にとっては軽い風邪症状ですみますが、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人は重症化することがあり、肺炎に至ることもあります。日本でも60歳以上の成人において、年間約6.3万が入院し、そのうち約4,500人が死亡に至っていると推定されて…
タバコと心不全 内科

タバコと心不全

タバコはがん、動脈硬化、肺疾患の原因となることが知られており、健康を害することはこれまでの多くの研究で明らかとなっております。 最近の知見 今回は、院長の専門領域である循環器(心臓)分野において、2022年に米国心臓病学会の雑誌に報告されたタバコと心不全の関連に関して紹介いたします。紹介する研究は、…
新型コロナワクチン接種に関して -2023年3月31日で無料接種終了です 予防接種

新型コロナワクチン接種に関して -2023年3月31日で無料接種終了です

3回目以降の無料コロナワクチン接種は2023年3月31日(日)をもって終了となります。 当院が、日曜休診であり、2023年3月30日(土)まで、WEBまたは電話にて予約を承っております。 WEB予約の際は、ホームページのWEB予約をクリックし、メニューからコロナワクチンをご選択ください。 接種券を紛…
血圧の正確な測定方法:自宅での血圧測定は脳梗塞・心筋梗塞予防の第一歩です 内科

血圧の正確な測定方法:自宅での血圧測定は脳梗塞・心筋梗塞予防の第一歩です

高血圧は脳梗塞・心筋梗塞のリスクを増加させる重要な要因の1つです。 正確な血圧測定は、この状態を管理し、予防するための第一歩です。 専門家が推奨する血圧の正確な測定方法について解説します(1)。 測定の姿勢 足を組まずに座り、リラックスした姿勢をとります。カフ(測定部分)の位置を心臓の高さとして測定…
災害時の備え -お薬に関して 内科

災害時の備え -お薬に関して

2024年1月1日、石川県の能登半島で震度7を観測する地震が発生しました。 令和6年能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 災害時の備え 普段から内服している薬を中断することになると、体調不良を起こしてしまうことがあります。 特に、心房細動やカテーテル治療後、心臓弁膜症の手術後…
開院1周年を迎えて Uncategorized

開院1周年を迎えて

2023年12月1日、おかげさまで開院から1年となりました。 多くのかたにご来院いただき、心より感謝申し上げます。 スタッフ一同、来院された方に、健康になっていただきたいという思いで、頑張ってきました。 これからも、一般内科・循環器内科・糖尿病内科・生活習慣病を中心に、患者さん一人一人に寄り添った医…
高血圧の治療目標 – 最新のエビデンスに基づいて 内科

高血圧の治療目標 – 最新のエビデンスに基づいて

高血圧を放っておかずに治療しましょう、ということを耳にするかと思います。 今回は、どの程度まで血圧を下げればよいのか、そしてその根拠は何なのか、深掘りできればと思います。 現在の高血圧治療ガイドラインでは、病態により基準が変わるものの、主に 75歳未満 診察室血圧 130/80mmHg未満 家庭血圧…
肺高血圧症における血管新生の仕組みと新規治療薬への期待 循環器

肺高血圧症における血管新生の仕組みと新規治療薬への期待

肺高血圧症は肺血管の進行性狭窄を特徴とし、肺動脈圧の上昇とともに呼吸・循環不全が進行する難治性疾患として知られております。以前は診断からの平均生存期間が3年未満と非常に予後不良な病気でした。近年は、エンドセリン経路、一酸化窒素経路、プロスタサイクリン経路に作用し、肺血管を拡張する治療薬が開発され、予…
新型コロナ/インフルエンザワクチンの接種間隔に関して 予防接種

新型コロナ/インフルエンザワクチンの接種間隔に関して

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの接種間隔に規定はなく、同時接種可能です(1日ずらしてでの接種も可能です)。 少なくとも2.5cm離しての接種が推奨されており、同じ腕の接種も可能です。 また、インフルエンザワクチンと他のワクチンに関しても接種間隔の制限はありません。 一方で、新型コロナワ…